株式会社オープンアップグループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐藤 大央)の子会社である株式会社オープンアップシステム(本社:東京都港区、代表取締役社長:簱持 正彌、以下OPS)は、社会に必要とされる「課題解決力」を備えたIT人材の育成を目指し、東京情報デザイン専門職大学と連携し、2025年2月28日から約1か月間、大学2年生(2027年卒予定)3名を対象に長期インターンシップを実施しました。
本来の「学びの場」としてのインターンシップの価値を見直し、社会に出たとき本当に必要とされる力=課題解決力を育てることを目的に、長期・実践型の育成プログラムを企画しました。
この取り組みは、OPSが実装・保守を中心としたシステムインテグレーション(SI)事業から、企画・設計も担うソリューション提案型事業へと進化する中で、「作業者の育成」から「課題解決力の育成」へとシフトする必要があるという考えのもとに設計されています。

実施内容
本インターンシップでは、「仮想の会社でITソリューションエンジニアとして働こう!」をテーマに、学生たちは仮想企業「(株)技術のことならおまかせ屋」の社員としてプロジェクトに参加。経理部・広報部・人事部など各部門の課題解決をゴールに活動しました。
プロジェクトは、仮想企業の部門担当を演じるOPS社員に自らアポイントを取り、課題のヒアリングを行うところからスタート。課題の整理・検討・解決策の立案・設計までを、学生たち自身が主体的に進めました。
カリキュラムのコンセプトは「思考し、試行する」――。
ロジカルシンキングや生成AI、デザインツール、クラウドサービスAWS※など必要な知識は、OPSのeラーニングで補完しながら、「インプット2割、アウトプット8割」を徹底する実践型カリキュラム。最終的には、ヒアリングした課題に対して、課題の分析、システム概要設計、デザイン作成、システムアーキテクチャ構成図作成などのアウトプットを完成させました。
※AWS(Amazon Web Services):Amazonが提供する、サーバーやデータベースなどのITインフラをインターネット経由で利用できるクラウドサービス
参加学生の声(一部抜粋)
参加した学生たちからは、次のような声が寄せられています。
「学校でも課題解決の授業はありましたが、実際にアプリケーション設計まで取り組むのは初めてで、とても学びが多い経験でした」
「AIツールやAWSを1日で学び、直後に実践に移すカリキュラムは、想像以上にハードでした! でも短期間でスキルが定着できました」
インターン開始前に聞いた「インプット2割、アウトプット8割」というコンセプトは、体感すると予想以上に実践的だったとの声が上がっています。
設計者の想い
設計者であるソリューション事業部 北田は次のように語っています。
「OPSが『本質的な価値提供をする会社』になるには、課題を見つけて解決する力が不可欠です。今回のインターンシップは、その力を学生に体験してもらうために設計しました。システム開発そのものよりも、『なぜこの課題を解決すべきか』を考える姿勢を重視しています。」
今後の展望
OPSは今回の成果を踏まえ、今後も東京情報デザイン専門職大学との連携を強化し、未来のIT人材育成に取り組んでまいります。
すでに、2025年夏には2か月間・受入人数増でのプログラム実施依頼を受けており、さらなる育成機会の拡大を予定しています。
本件に関する報道関係の方からのお問合せ先
株式会社オープンアップグループ コーポレートコミュニケーション部
電話:090-7009-9527 担当 山岡(土日祝除く平日 10~17 時)
メール: opg-pr@openupgroup.co.jp